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全ての年代で高血圧の予防対策
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世界の中でも特に日本人に多く見られる高血圧。生活習慣病の中でも最も多い疾患で、厚生労働省が発表した「平成24年国民健康・栄養調査」によれば、20歳以上の男性では約3人に1人、女性では約4人に1人が、収縮期(最高)血圧140mmHgを超える高血圧となっています。

高血圧とエイジングは深い関係にあり、その境目となるのが40歳だといいます。「40歳を過ぎると男女共、血管の老化により少しずつ血圧が上がる傾向に。女性は、血管の老化を防ぐ働きのある女性ホルモン、エストロゲンに守られているため、男性よりも老化の進行は遅いのですが、更年期を迎えるとエストロゲンが減少し、高血圧になる人が増えます」と渡辺尚彦先生。エストロゲンは20代をピークに分泌量が減り、更年期以降はほとんど分泌されない状態に。事実、女性の高血圧は50代で急増しています。

高血圧には生活習慣も大きく影響します。「若い頃から塩分過多な食事が習慣になっていると、40歳を過ぎて急に血圧が高くなることも。特に、外食のメニューには塩分を濃くすることでおいしいと感じさせる物が多く、子どもの頃から外食の味に慣れてしまうと、将来の高血圧にもつながりかねません」。

こうなると、高血圧の予防対策は、子どもの頃から始める必要があるといえそうです。少なくとも、家庭で作る料理は塩分への配慮を。それが現在、そして将来の、自身や家族の健康を守ることにつながるのです。

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