世界保健機関(WHO)は6日、2014年の世界の糖尿病人口(18歳以上)が推定4億2200万人に達し、1980年の同1億800万人から34年間で約4倍に増えたとの報告書を発表した。
高所得国だけでなく、低中所得国でも増加傾向にあり、経済成長に伴う過体重や肥満の増加が背景にあると分析。適切な食事や運動の奨励など肥満防止に向けた一層の対策を各国に促した。
報告書によると、18歳以上の人口全体に対する糖尿病人口の割合は80年の4・7%から2014年の8・5%に増加。特に3・1%から7・1%に増えたアフリカ地域など中低所得国を多く抱える地域での増加が著しい。
糖尿病もそうですが、虫歯や歯周病など口腔疾患も経済成長が著しい地域において増加する傾向があります。
経済発展は生活や教育、医療などすべての分野で成長を促してくれますが、一方では外国の文化も同時に入ることにより、生活習慣にも変化を与えます。
それまではその国の伝統的な食事スタイルだったのに対し、外国の外食産業の参入により食生活は一変します。
それにより虫歯や歯周病が増加する傾向が高まります。
そして糖尿病も増加をしてしまうのです。
生活環境が良くなることは、子供たちに夢を与え、新たな挑戦ができるチャンスが増えます。
しかし、そういった疾患の増加をうまくコントロールする行政もしっかりしないといけないですね。