児童や生徒が負傷する事故が相次いでいる組み体操について、馳浩文部科学相は9日の閣議後会見で、「重大な認識を持って取り組む」と述べ、実態把握を行った上で年度内に事故防止に向けた方針を打ち出す意向を示した。
組み体操の実施や段数の設定などについては現在、各学校や教育委員会の判断に委ねられている。馳氏は教育現場の意向を踏まえた上で「重大な認識を持って取り組まないといけない」と強調し、春ごろに運動会の開催が多いことから「基本的に年度内に方針を出した方がいい」との考えを示した。段数制限など具体的な措置については言及しなかった。
組み体操が原因で医療機関を受診した全国の小中高校生が医療費を受給した件数は、日本スポーツ振興センター(JSC)に統計のある平成23年度以降、4年連続で8千件を超えている。
組体操はやはり運動会の花形ではあります。
努力、挑戦、達成感、一体感。
組体操で得られるものは多いかもしれません。
情緒的な思考で考えれば、運動会でやる組体操だからこそ得られるものがあると考えなければならないのですが、本来この感情は組体操以外でも得られるものです。
合唱コンクールや文化祭など他にも行事はあります。
それぞれ得意な分野があるものです。
その子を輝かせてあげる行事を行えばいいのではないかと思います。
組体操にこだわる理由もそこまでないのではないでしょうか。