胎児期に感染すると、難聴や発達の遅れなどを招く恐れがあるサイトメガロウイルスについて、厚生労働省研究班が、予防や治療の情報をまとめたホームページを開設した。
サイトメガロウイルスは、成人女性の3割が、ウイルスを排除する抗体を持っておらず、妊娠中に感染する恐れがある。ワクチンはない。妊婦自身の症状は軽いが、胎児への影響が問題になっている。国内の大規模調査では、新生児の300人に1人が感染していた。
ホームページでは、乳幼児と食べ物やスプーンを共有しないなど予防のポイントをまとめた妊婦向けパンフレットを入手できる。研究班が医師向けに無料診断サービスも案内している。
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