●飲み込みやすい食事を提供しましょう
ゼリー状やペースト状など本人の嚥下レベルに合わせた形状の食事を用意しましょう。肉などの口の中で噛み砕きづらい食べ物は、うまく噛み切れないまま飲み込んで窒息してしまう危険性があります。あらかじめ細かく切っておくなど、飲み込みやすい食事を提供しましょう。
●食事する環境・姿勢を整えましょう
食事に集中できるようにテレビを消すなど落ち着いて食べられる環境を整えましょう。正しい姿勢で食べることも誤嚥防止につながります。椅子に深く腰を掛け、背筋が伸びるように座るなど姿勢を整えてあげましょう。また食後すぐに横になると食べ物が逆流する恐れがあるため、しばらく座ったままで過ごすようにしましょう。
●食べ方に注意しましょう
飲み込みやすいように口に入れる量を調整しましょう。特に汁物はむせやすいため注意が必要になります。食べ物を口に入れ、よく噛んでから飲み込むように注意して、口の中が空になってから次のひと口を入れるように心がけましょう。
●口腔ケアを行いましょう
毎食後きちんと歯磨きをすること、入れ歯の場合は外して洗浄するなど口の中を清潔に保つようにしましょう。きちんと口腔ケアができていないと、口の中の細菌が増殖して歯周病や誤嚥性肺炎になるリスクが高まります。口腔ケアを行い常に口の中を綺麗にしておくようにしましょう。