障害がある人たちを対象にした料理教室が各地で盛んに開かれているそうです。
体が不自由でも使える調理道具や手軽に作れるレシピも。
料理は無理だと諦めていた人も自信を深め、リハビリ効果も期待できそうです。

横浜市の障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」では社会福祉法人が市の補助金を受け、「バリアフリークッキング」を２カ月ごとに開いている。ある日のメニューはタラのホイル焼き、長芋の煮物、セロリの浅漬け、みそ汁、デザートにいちご大福ととっても本格的です。
肢体不自由や聴覚、視覚、知的などの障害がある２０～８０代の男女１４人が参加。

まな板の表面にはくぎが出ており、野菜などを刺して固定。食材が転がらず、片手で切ったり、皮をむいたりすることが可能だ。他にも「瓶を引き出しに挟めば、両手を使わずにふたを開けられる」といったアイデアも。レシピはなるべく手間を省いている。ホイル焼きは魚と野菜を包んでフライパンに乗せるだけだ。

包丁や火を使う作業では五感をフルに働かせるため、脳や体に刺激が与えられ、リハビリ効果も期待できます。